☆ レメディーとは
ホメオパシーでは「超微量の法則」に基づき、高度に希釈振盪された液体を小さな砂糖玉に染み込ませます。この砂糖玉をレメディー(治療薬)と呼びます。希釈振盪により、原物質が存在しないまでに薄められ、エネルギーだけになったものは、妊産婦や新生児にも安心して使用できます。

ホメオパシーでは、レメディーがその人の自然治癒力に作用していると考えます。そして心や身体が抱える不自然なパターンを自然治癒力により解放していきます。それは、誰のものでもない、あなたご自身の生命力なのです。

☆ 自然治癒力の働き
子供や急性の場合は、比較的短時間(短期間)に健康体を取り戻すことができますが、慢性的な症状では一時的に擬似的悪化が起こることもあります。
レメディー自体が身体や精神に悪い影響を与えることはありません。しかし、自然治癒力が発動すると、身体は中に溜まっていたものを排泄しようと働き始めます。(デトックス)
例えば、鼻水や汗などの分泌物が増えたり、尿の色や匂いが変化するなど、人それぞれ異なります。あるいは長い間、こころの中に溜め込んできた感情が表面化し、泣き出す場合もあるかもしれません。が、必ずこのような擬似的悪化が起こるということではありません。
本来の健康なバランスを取りもどすために、このような変化が生じる場合もあるということです。自然治癒力の働きとは、自分を自然体に戻す作業を意味します。
ホメオパシーにおける治癒の方向性を理解しておくとレメディーをとるときの助けになるでしょう。